『クリスマスバス』プロジェクト

乗務員のアイデアで街を明るく元気に!

クリスマスバスって?

仕事風景

 「実は、以前から南大沢営業所で独自にサンタバスを走らせていたんです。それを京王バス全営業所に大々的に展開したのが2009年の冬からでした。サンタクロースに扮した営業係(乗務員)が、クリスマスムード一色のバスを運転するもので、車外ではクリスマスソングを流し、街中を鮮やかに颯爽と駆け抜ける催しです。おかげさまでこの企画のファンも増えてきました。」そう語るのは、現在本社で増収施策やイベントを統括している営業企画担当の木村課長補佐(2001年入社)だ。

 「京王バスでは、日頃お客さまと直接接している営業係や事務所員が、お客さま目線で感じた気付きやアイデアを施策に活用する仕組みとして、『I(アイ)プロジェクト』という社内投稿制度があります。これまでに2,000件以上ものアイデアを頂戴し、300件以上の新たな施策が実現されています。具体的には、路線バスの行先方向幕の表示方法を変更したり、高速バスと路線バスの乗り継ぎ割引を実施したりという内容ですが、クリスマスバスを全営業所に展開してみては?というのも、そのアイデアのひとつでした。」

そのアイデアが実を結び、社内でクリスマスバスプロジェクトが立ち上がったのは2009年の初秋のころであった。乗務員のアイデアが実を結んだ形であるが、普段バスの運転をしている営業係がサンタクロースの格好をしてお客さまと一体感を出すには、試行錯誤の連続であったという。

みんなの知恵をひとつに

仕事風景

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各営業所で車内にクリスマスデコレーションを施した1~3台のバスを用意し、車両の外にはラッピングも実施して・・・。クリスマスムード満点でお客さまをお迎えすべく、そのプロジェクト統括として木村が動くこととなる。「普段の生活において、バスは日常の一部なのですね、きっと。それはそれでありがたいことなのでしょうが、クリスマスのシーズンは逆に『非日常』を演出して、お客さまに温かい気持ちになってもらおうと。南大沢営業所で実施していたイベントを全営業所に展開するにあたって、各営業所の営業係からクリスマスバス実行委員を選出し、運行路線の選定、備品の準備、バスのデコレーション作業、サンタクロース役トレーニングなどにあたってもらいました。」

普段バスを運転する営業係が、どこまでクリスマスバスに興味を持ってくれるか、不安だった木村は、初めてのクリスマスバス実行委員会議の日、驚きを隠せなかったようだ

「クリスマスバス実行委員の方は、本当に前向きです。お客さまの笑顔が見たい、お客さまに喜んでもらいたい。お客さまの笑顔を見ると、こちらまでうれしくなる・・・という意見ばかりで、会議ではイベントの内容を精査するのに本当に時間がかかりました。みんな、クリスマスバスを運行するなら、こういうことがやりたい!など、アイデアがたくさん出てくるので、会議の時間ばかり長くなってしまいました。でも、全営業所統一した内容・イメージにすることや、保安・安全上の問題などはこちらでリードしながら、みんなの知恵をひとつにしていった感じですね。」

会議を重ねながら、イベントの内容、デコレーションのデザイン、ポスターの中身、プレゼントなど具体的な項目をひとつひとつ決定していった。中には検討したものの、安全上の問題で不採用になったものや、保安上の問題でデザインが変更になったものもあったが、木村はその課題を持ち前のひた向きさで解決していった。

お客さまの笑顔に支えられ

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クリスマスバス実行委員から出たアイデアは、できる限り実行に移そう。クッキーの配布や衣装のことなど、木村は営業係からの意見をいろいろ取り入れていった。

「小さいお子さまは、サンタさんに特別な気持ちを持っているんです。その気持ちに全力で応えたいと、みんな一生懸命でした。喜んでもらえるようにお子さまの目線までしゃがんで、やさしくクッキーを配りながら、『にこっ』と微笑みかけるんです。すると、ちょっと不安そうだったお子さまも、ぱーっと笑顔になるんです。この笑顔は、何物にも代えがたい京王バスへのプレゼントなんです。その場が途端に明るくなってみんなが笑顔になる。こんないい経験させてもらえるんだと、本当に感謝しています。逆に、お客さまからの感謝のお手紙もたくさんいただいて、仕事への活力になりますね。」

クリスマスバスの主役は、あくまで営業係やお客さまであるが、木村はプロジェクトの統括として、大いにやりがい、達成感を感じるという。

「当たり前のバスという存在がお客さまにとってだけでなく、社員にとっても特別な存在になるクリスマスバスは、私にとって本当に大切な仕事の一つです。これからもみんなが笑顔になるような営業施策やイベントを立案し、京王バスのファンを増やしていきたいです。」

仕事風景

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