1980年-1989年

第1次ワンロマ車 「ふそうMP118M型」(1980年)

 

中央高速バス富士五湖線をバックアップするために造られた、一般路線と高速・観光の両方に使える特殊仕様のバスです。ボディとシャーシは路線バス、座席はロマンスシートという双方の特徴を備えた仕様のため「ワンマン・ロマンス(略称ワンロマ)」と呼ばれました。繁忙期に高速バスの続行便として活躍しまし たが、後半は一般路線専用車として使用されました。

ハイデッカ観光バス 「ふそうMS615S型」(1981年)

 

1980年代には、高速・観光バスは車高が高く、タイヤハウスが室内に飛び出さない「ハイデッカ」が主体となり、ボディのつくりも直線的でリベットのない「スケルトンタイプ」に変わって行きました。京王でも順次これに切り替えて行くとともに、ボディカラーもスケルトンボディに似合ったダークブラウンと白に赤いクサビ型のデザインを入れたものに改められました。

中型路線バス 「日野RJ172A型」(1983年)

 

道路が狭隘で大型バスが走りにくい地区の輸送を改善するため、中型バスが採用され、全長9m弱、全幅2.3mと大型バスよりひとまわり小さく、運転操作が楽で輸送力もそれなりにあることから重宝される存在になりました。日野、ふそう、いすゞの3車種が導入されましたが、写真のバスは中野営業所に配属され た日野車で、最初の本格的スケルトンボディとなった路線バスです。

ワンマンバス 「日野HT235B型」(1985年)

 

1979年5月から、八王子営業所の運賃収受方式が中乗り前降りの後払い整理券方式となりました。これにともなって車両の仕様も側面方向幕の位置などが変更されました。また1981年に入ると、正面方向幕は大型になっています。日野車はこのころから大型もすべて直線的なスケルトンボディになり、スタイルを一新しています。

トイレ付ハイデッカ 「ふそうMS725S型」(1987年)

 

このバスは「エアロバス」の名で一世を風靡した本格的な高速・観光用車両で、三菱がシャーシとボディを一体設計し、320馬力の高出力エンジンと全輪独 立懸架エアサスペンションを採用しました。京王でも多数採用され、山梨へ、長野へと中央道に一大勢力を広げた京王の中央高速バスの主役となりました。1987年からは後部トイレ付のハイデッカが標準になりました。

スーパーハイデッカ 「ふそうMS729S型」(1989年)

 

高速バスのサービス拡充の中で車高約3.7mのスーパーハイデッカが投入されました。ゆったりとした36人乗りで、トイレ・サービスコーナーなどが装備された快適車両です。355馬力エンジンの「エアロクイーンM」と呼ばれたタイプで、現在の高速・観光カラーが採用されました。1990年開業の日本最長 距離の高速バス「はかた」号にもこのタイプが3列シートサロン付23人乗りで導入されました。